ソウルの街角で“空気の色”が変わる!?

 

目次

1.ギャラリア百貨店のはメディアアートが大気汚染を可視化  

2.アートで“見える化”する空気の質

3.Z世代が共感する、環境への新たなアプローチ

4.ETHICAL TIPS

 

 

ギャラリア百貨店のはメディアアートが大気汚染を可視化  

「今日の空気は綺麗?」

そんな疑問にアートで答える百貨店が韓国ソウルに登場しました。

韓国・ソウルにあるギャレリア百貨店が、建物の外壁に通行人に
大気汚染レベルを知らせる事ができるユニークなアートを展開しました。

ファッションの最先端をいくデパートは、ファッションだけでなく、
環境問題への意識改革もリードしていると言えますよね。

また、このアートはZ世代を中心にSNSでの拡散され話題になっています。

 

アートで“見える化”する空気の質

では、そのアートとはどのようなものなのか。

ギャレリア百貨店は、外壁に設置された巨大LEDスクリーンを使用し、
リアルタイムの大気汚染指数(AQI)に応じて映像を変化させるメディアアートを設置しました。

例えば、空気が綺麗な時には、鮮やかな青や緑の映像。

汚染が進むにつれて、灰色や赤色の映像に変わる仕組みになっています。



Z世代が共感する、環境への新たなアプローチ

なぜこのアートがZ世代に刺さったのか? 

このアートがZ世代に刺さったのには、大きく3つの理由があります。

1.ビジュアルで直感的に理解できる

本来大気は数字やデータといったもので確認され、遠くからは見えても中にいると
中は見えないものです。しかし、アートを通じて視覚的に環境問題を体験できることで
より直感的に待機の状態を認識することができます。

2.SNS映えするインパクト

このアートがSNSで拡散されたのは、思わずSNSに載せたくなるようなインパクトがあったためです。デパートの外壁全体を使ったこのアートは誰もが足を止めて写真を撮りたくなるような
ビジュアルです。
そのため、数多くの人がSNSで拡散してくれたのではないでしょうか?

3.企業の社会的責任(CSR)への関心

アートだけがZ世代に刺さっている訳ではありません!
このアートが環境問題へ対してアプローチしていることも
Z世代に刺さった要因であると考えられます。

Z世代にとって企業が環境問題に対して、どのような取り組みをしているのかが視えることが
多くの共感に繋がったからなのではないでしょうか?



ETHICAL TIPS

ー今から生かせるエシカルポイントー

・社会問題を工夫して伝えよう

今回は環境問題をアートで伝えることで多くの人に広めている事例でしたが、
やはり社会問題に対して、ハードルが高く感じている人は少なからずいると思います。

その人たちにも、直感的に感性に訴えられるような発信の仕方をしてみましょう!

・SNSと環境意識の掛け算

SNSはZ世代を中心に多くの人へ情報を届けることのできるツールです。
そのため、「インスタ映え」するようなビジュアルのものを発信するとより、
多くの方に届けることができるのではないでしょうか?

・企業の“見える化されたCSR”

現在数多くの企業が、CSR活動を行っています。

しかし、私たち消費者が知ることができる機会は少ないのが現状です。

みなさまもぜひ身近な企業のCSR活動に目を向けてみましょう!



これから、ファッションやアートを通じて環境問題への意識を高めるこのスタイルがこれからのトレンドになることも近いかもしれませんね!

 

参照:

http://koreabizwire.com/galleria-department-store-uses-media-art-to-warn-passersby-of-air-pollution/136363